
払込証明書(通帳コピー)の綴じ方を画像付きで解説
払込証明書は、資本金を払込んだことを証明するための書類です。
資本金をきちんと払込んだことを証明するために、通帳のコピーを添付します。
資本金を振り込む際に留意したこと
資本金を振り込む際に留意したことをまとめましたので、よろしければ参考にしてください。

預け入ではなく振り込むこと
預け入れだと名前が記帳されないため、払込んだ証明になりません。
自分名義の口座を使うので預け入れでも大丈夫な感じですが、自分の名前が記帳されるように振り込む必要があります。
残高は資本金にはできない
残高が資本金の額に達すればいいというわけではありません。
例えば、資本金が100万円なら100万円を振り込む必要があります。残高が30万円あって70万円を振り込んでも払込んだ証明になりません。
僕は、個人のお金と会社のお金がゴチャゴチャしないように、残高をゼロにしてから振り込みました。
定款認証後に資本金を振り込む
払い込みは定款認証後に行わないとダメと記載しているサイトもあれば、定款認証前でも大丈夫と記載しているサイトもあります。
どちらも読んだうえで、僕は定款認証後に振り込みました。
急いでなかったし、定款認証後に振り込むことで、記帳されているお金が間違いなく資本金だと証明できます。
払込証明書を作成する
払込証明書もトラスティルさんのひな形を利用させてもらいました。

払込証明書には、
- 払込があった金額
- 払込があった株数
- 1株の払込金額
- 通帳の入金日
を記載します。
払込証明書に押印するのは会社代表印です。
左上の捨印は必須ではないようですが、提出先は法務局ですし、書類訂正に使うというハッキリした使用目的があるため押印しました。
捨印(すていん)についてよく分からない場合は、なぜ捨印を押印するのか理解しておいた方がいいかもしれません。
極端に言えば、捨印は「訂正権を相手方に委ねる」ものです。
お互いの手間の省略という側面もありますが、ここでは、信用できる相手でない限り捨印を押すのは危険ということだけ記載しておきます。
通帳のコピーをとる
前述したとおり、払込証明書に通帳のコピーを添付する必要があります。
添付するのは次の3ページです。
- 通帳の表紙
- 通帳の裏表紙(開いて1ページ目)
- 資本金が記帳されているページ

資本金であることが分かりやすいように、「入金日・金額・名前」の1行を蛍光ペンでマークしました。
製本・綴じ方
払込証明書を表紙にして、次の順番通りに製本します。
- 払込証明書
- 通帳の表紙
- 通帳の裏表紙(開いて1ページ目)
- 資本金が記帳されているページ

綴じ方は、左側2箇所をホチキス留め。

各ページの境目には、差し替えや抜き取り防止のために会社代表印で契印(けいいん)します。