会社設立に必要な印鑑と印鑑証明書の取得について
1人株式会社を設立するには、実印の印鑑証明書が2通必要です。
まだ市区町村に印鑑登録を登録していない場合は、印鑑登録の手続きをしてから印鑑証明書を取得することになります。
登録する印鑑(実印)について
普段使用しているシャチハタとかは登録できません。もしかすると、三本判は登録できるかもしかもしれませんが、相応しくありません。
「実印用」という印鑑を購入して登録するのが望ましいです。
市区町村に登録した印鑑のことを「実印」と呼びますが、会社設立だけでなく、住宅や自動車の購入など重要な契約のときに実印を使います。
自分の権利と財産を守る大切な印鑑になるので、大量生産された印鑑ではなく、特注で作ってもらった印鑑の登録をおすすめします。
印鑑登録の手続きは簡単
役所の戸籍住民課に行くと登録申請書が備え付けてあるので、必要事項を記入して印鑑を押印するだけ。
顔写真付きの身分証明書(運転免許証やパスポートなど)を持っていくと即日登録してもらえます。
窓口が混んでいなければ15分ほどです。
登録手数料は市区町村によって異なりますが50円~500円。
登録が完了すると、印鑑カードがもらえます。
印鑑証明書の請求
印鑑証明書も役所の戸籍住民課で取得できます。現在は地域センターのほかにコンビニなどでも取得できるかもしれません。
役所で請求する場合は、備え付けてある交付申請書に必要事項を記入して、前述の印鑑カードを提出するだけです。
窓口が混んでいなければ数分で発行してもらえます。
発行手数料は1通300円。
会社を設立するには、発行日から3か月以内の印鑑証明書が2通(600円)必要です。
まだ先のことなので頭の片隅に留めておいてほいんですけど、
- 公証役場での定款認証
- 法務局での登記申請
のときに印鑑証明書が必要になります。
設立する会社の印鑑(代表印)も必要
1人株式会社を設立するには、「会社代表印」も必要です。
僕は、起業応援3本セット(会社代表印・角印・銀行印)が販売されていたので、それを購入しました。
角印と銀行印は、会社を設立するときに必要ありませんが、設立後すぐに使う印鑑です。
会社代表印
会社を設立するときに必要です。
設立後は重要な契約書などに使います。
角印
会社を設立するときには必要ありません。
請求書や領収書などに使います。
銀行印
会社を設立するときには必要ありません。
法人口座を開設するときなどに使います。